「いびき日記」
2020年3月15日
コロナ騒動で、世の中大変なことになっています。
私も そして私のパートナー会社も全面出張禁止となっています。
私達は、展示会に参加し、そこに来ていただいた問屋さんと出張相談し、販社に広げていただくというのが仕事のサイクルです。
展示会も中止、出張も中止では、売り上げにつながるサイクルが断ち切られてしまいます。
今しばらくの辛抱です。
繰り返しにはなりますが、いびきの基本構図について、改めて述べさせて頂きます。
いびきの根本原因は二つです。二つしかないのです。
そしてその二つとも極めて物理的なものです
で あるからしていびきは 疾病ではない! 病気ではない!と言われる所以です。
しかし、このいびきを放っておくことで、無呼吸症候群で脳梗塞を起こしたり、呼吸が苦しくなるので、心臓の鼓動数が増え、心臓疾患を引き起こし、その心臓疾患から肺に水がたまる病気を引き起こしたりします。
いびきは、一晩に8000回風船を膨らますエネルギーを使っていると言われます。
狭い気道を勢いよく空気を通すことで、いびきの音が発生します。
それを一晩中行っていたら、大変苦しいのです。だから空気を取り込みたいと口が空き、口呼吸となります。 口呼吸になると、喉の粘膜が渇き、更にいびきがひどくなってますます苦しくなります。
だから朝起きた時に疲れがとれていない。じゃあなくて、寝て居る間に新たに疲労しているということです。
いびきの二つの原因は、きわめて物理的で、9割の原因が「舌根が堕ちて気道を塞ぐ」、これは口から呼吸したときに口呼吸よりも下の部分の詰まり!になります。
もう一つは、1割の原因「軟口蓋(喉チンコ)の肥大によって気道を塞いでいる」これは口呼吸の上の部分、鼻の奥となりますので、鼻から圧縮空気を通すしか手がない訳です。今ではCPAPという機械を使って圧縮空気を送るしかないのです。
ですから、これから、お話するところは、この軟口蓋肥大の方には効果がない、言及できないということをあらかじめ申し上げておきます。
「舌根が堕ちて気道を塞ぐ」タイプのいびきに効果的とされたのが、いびき用マウスピースです。
英語では「スリープスプリント」で、訳すと「快眠疾走」です。
開発のきっかけは、きわめて単純です。受け口の人にいびきが少ないから受け口を作る装置を開発しようというものです。
受け口にするためには、下顎を前に出して、下顎に載っている舌根を引き上げる。 そのままでは保持できないので、それをマススピースを使って保持する。
というものです。
ではその保持はどのようにするかというと、下の前歯を出して、上下前歯で同じ位置で噛む!という動作です。
歯医者で造ろうが、ドラッグストアで売っているボクサータイプの上顎にはめるマウスピースも、前歯同士で噛んで舌根の引き上げを維持しているのです。
いびきピシャットも、まったく同じ原理です。
前歯同士で噛んで、舌根の落ち込みを防いでいるのです。
どのようなマウスピースも、前歯で噛んでいなければ、舌根の落ち込みを防ぐことはできません。マウスピースは前歯で噛み続けることが、いびき軽減の必須作業です。
ところが手段はマウスピース、目的はいびきの防止です。
しかし、これを間違えて、歯にマウスピースが残っていることで安心してしまいます。
前歯で噛むことを忘れてしまえば何の効果もないのです。
いびきピシャッとは口から外れやすいというクレームを良くいただきます。
噛むのを辞めたら、いびきの効果が無くなります。
口から外れるということは、噛むのを辞めたということです。
「口から外れたら意味ないじゃん」と言われるかもしれませんが、それならどんなマウスピースを使っても、いびきを低減することはできないのです。
前歯で噛めば舌根が引きあがる、するといびきが無くなり、息苦しさが無くなるので、口を開けることがない。もちろん鼻呼吸ができることが前提です。
鼻が詰まっていれば、治す方法は全くありません。CPAPでも無理です。
ちゃんと前歯で噛んで眠れば途中で、いびきピシャッとが外れることは無いのです。
ただ、寝返りを打った時に、布団に触れて外れることもあります。
人間の睡眠はレム、ノンレム睡眠を繰り返すので、気が付いたら再度噛んでいただければ効果は再現できます。
私は、二枚入りのうち一つは、枕元の同じ位置に置いておき、外れた時には、そこに手を伸ばして噛むようにしています。
チューインガムのように薄いゴム状のマウスピースですから、口を大きく開けて覚醒することはありません。
慣れてしまえば、朝まで最初の一枚を噛んだまま朝を迎えます。
残念ながら、現状のマウスピースは、良いものがありません。大きく手違和感があるものは続かないのです。
いびきピシャッとは小さくて柔らかくて違和感がないので、続きやすいと思います。
これはとても、理にかなった製品です。