「いびきラボ」 ひきつづき好成績です 12月6日(水)
いびきの防止方法は「手術の他」は「マウスピースとCPAP」しかありません。CPAPも完全ではなく、処方を指示された48%しか継続使用者が居ないという報告があります。
その第一の問題はプラスチックのカップを、頭とアゴまわりへのバンドで固定する必要があります。つまり空気が漏れないように、ある程度圧着する必要があります。その締め付け感が嫌で装着しない人があります。
またカップの形状が自分の顔にフィットしないために、鼻の側面から圧縮空気が吹き抜けて、目が渇くと訴える人が居ます。
確かに効果がありますが、それだけCPAPの圧迫感は大きいということです。
バスの居眠り事故を受けて、バスの運転手さんの管理も厳しくなり、いびきのヒドイ人はCPAPを、移動のたびに持ち歩いているそうです。長距離の観光バスでは、自宅ではなく、旅館やホテルに泊まることもあり、常時手放せないものになっています。
バスの移動はまだ、荷物を積んでおけば良いのでいい方ですが、これが新幹線や、飛行機移動の出張となると、かさ張るCPAPを持ち歩くのがおっくうだという人もいらっしゃいます。それでも、やはりいびきは無い方が良いので、持ち歩きはガマンして下さい。
「いびきくらい」と軽くみられがちですが、それがすすむと睡眠時呼吸切迫症候群となり、自分が目の覚めている時間帯では考えられない長い時間「呼吸が止まっている」ことがあります。普段何も訓練をしていないで息を止めて居られる時間は成人で約40秒間と言われていますが、無呼吸症候群の場合、止まっている時間が1分2分と続くこともあります。すると酸欠状態になって、脳に酸素が行かず、脳梗塞や脳血栓が小さな血管で頻繁に起こるようになるそうです。
その結果若年性アルツハイマー、認知症が出やすくなります。若くして物忘れが激しくなったり、性格が変ったりするそうです。
私の母親も75歳の時に、認知症の認定を受けましたが、受診した大学病院の先生は「お母さんの認知症はすでに65歳くらいから始まっています。何か心あたりはありませんか?」と問いかけられました。
思い起こすと、外交的だった母親が、親戚から「先祖のお墓参りに行きたいので立ち寄らせてほしい」という手紙を受け取ったら、「うちには寄らないで欲しい」と葉書を出したのです。母親は、お茶も習い、お客様が来ると、お茶菓子をふるまって、お茶や茶器の話をするのが好きな人でした。
私たちに「来ないでもらいたい、来てもらったら面倒だ」と言い始めた時には正直何があったんだろうと思いあぐねても、まったく答えがわからない状態でした。その理由をくしくも10年後大学病院で発見することとなったわけです。
正直、これをすれば完全にいびきが100%治るという方法はありません。このCPAPも装着し続けている患者さんが半分なのですから。
自らが何もしないで、いびきを完全に治す方法はありません。この「いびきピシャッと」を使ってみて、いかに水分補給が大切かを思い知らされました。
10年ほど前から、一部のお医者様の間で、「水分をとらない人にガンが多い」という話を聞いていました。
最近明らかになったのが、免疫細胞は小腸付近に集まっていて、免疫細胞を活性化させるためには、免疫細胞が腸から十分な水分を摂取することで活性化するというものでした。
いびき用マススピースを装着して舌根を上げ、喉の気道を確保できたとしてもたぶん紙一枚程度だと思います。そこを空気が通るわけですから粘膜が硬くなっていれば当然そこを抜ける空気の圧力によって大きな音が出ることが想像できます。
そしてその水分摂取は、一度に対象の水を飲んでも尿となって排泄されるので、細かく摂ることが良いとされています。
身体を維持していくために欠かせない水分。これは全身くまなく必要であり、喉の潤いがいびきを軽減するために必須だと分かってきました。
さらに気道を確保するために、さまざまなエクササイズがあることを、次号でお知らせします。
<睡眠状況> マウスピース 「いびきピシャっと」使用。
マスクは使っていません。
朝まで本体は噛み続けていました。
アルコール お酒 熱燗180ml
点鼻薬 使用
水分取得 日本茶 約500ml。水700ml。白湯500ml
コーヒー300ml