「いびきラボ」 水分摂取が足りていませんね 12月20日(水)

 

 

 今日は、外にでる機会が多くて、どうしても水分摂取が少なくなります。車での長時間の移動であれば、それなりに水分補給は出来るのですが、外出先で出たり入ったりすると、その間水を飲むチャンスが少なくなってしまいます。

どこかで立ち止まって飲まないとダメですね。寝る前まで、何か喉の渇きを覚えた一日でした。

 いびきを根治するエクササイズの紹介の前に、大変参考になる記事を見つけました。病気を治すことももちろんですが、病気の予防に取り組んでいる、医療グループの創成期ころから活躍していた先生の言葉です。

 「医療は医師と患者の共同の営み」という言葉です。

  これは医療技術が進歩して、どんな病気でも比較的簡単に治るようになったけど、そうなるとみんな原点を忘れていく、あくまでも、原点は病気予防であり、「治療にしても医師と患者の共同での営為」ということを忘れてきているという警鐘でした。

 「いびきは病気ではない」のですが、これを放っておくと病気に直結するものです。特に循環器系の病気にかかりやすくなることが言われています。

 すでに、特許を取得されているいびき用マウスピースの開発者の方も「使用説明書」に「いびきを完全に無くすものはまだできていない」とおっしゃっています。

 

 最近発売された医療器具認定の「ナステント」の使用説明書にも「舌根が堕ちて喉の気道を塞ぐ種類のいびきには効果がありません」と記載されています。

 つまり「マウスピースでの治療対象である約9割の方には効果がない」と素直に述べられています。

 「ナステント」は鼻の奥の「軟口蓋(ノドチンコ)が腫れるか大きくなって、喉の気道を塞いでいる、現状ではCPAP(強制的に空気を鼻に送るマスク装置)しか治療方法がないタイプに適用」できるものです。

 「ナステント」の開発者もまたCPAP装着のわずらわしさ、出張のたびに機器を携帯しなければならない不自由さからこの「鼻の奥に管を通す」装置を開発されました。約1割の方々は、この方法での対象者となります。

 

 変わって私が開発した「いびきピシャッと」は9割が対象となる、マウスピース型の改善方法です。下顎を前にだして、その行為で喉の舌根を引き上げ、喉奥の気道を確保していびきを軽減する」。その補助具です。

 ちょうど志村けんさんの「アイーン」の動作をすれば、喉の奥が引き上げられます。

しかし、眠っている間中、その動作を続けられないので、「上下の前歯を同じ位置で合わせて噛むことで保持する補助具が必要となります。」それがマウスピースであり、それが最も根本的なマウスピースの機能なのです。

 ところが一般に市販されているマウスピースを装着して寝ても、効果が長続きしない人が居ます。マウスピースは口から外れていません。「なのにどうして??」という疑心暗鬼に陥ります。

 上記に説明させていただいてことでお判りでしょうが、それは「上下の前歯を合わせて噛むことを忘れている」からに他なりません。

 マウスピースは口から外れてはいませんが、上下前歯を噛み合わせていないために下の前歯が奥にひっこみ、それにつれて再び舌根が喉の奥に落ち込んでいるからです。

 つまり、通常のマウスピースは歯茎全体を覆ってホールドしているため、外れにくくなっており、外見上は、きちんと装着しているように見えますが、実は基本中の基本である、「舌根を引き上げる効果」を果たしていないことになります。

 「見た目と実際は違う」典型がここにあります。

 

 一方私の開発した「いびきピシャッと」は、噛むだけのいびき対策ですから、噛まなければ外れます。「噛んでいなければ、マウスピースの本来の機能が実現できていない」訳ですから、噛んでいなければ、効果は中断しまいます。

多くのクレームも来ています。

「夜寝るとき使用しても朝になったら取れている。結果が出なかった。」

「どうやっても口を開けてしまう様なので口を閉じないとイビキは治りませんよね。」

「期待したのですが残念です。寝ていると口からはずれてしまうので全く意味が無かった。」

 このクレームはクレームで大切なことですが、この「いびきピシャッと」にたどり着くまでに皆さまはいろんなものを試された方も多いと思います。

 ここで気づいていただきたいのは、

「口から外れる=口で呼吸している=口が開く=鼻呼吸できていない」ことなのです。このことを見落としては、いびきは改善されないのです。

 ここに気が付いていただけない方は、これから「いびき防止への終わりのない放浪の旅」に出ることになります。

 このような感想をお持ちの方は是非一度ご自身が鼻呼吸できているかどうか?

耳鼻科の受診が必要かどうか?を、自分自身で状況把握をしていただきたいと思います。

 そのことを脇に置いて、「口を粘着テープで塞いで口を開けないようにする」。

アゴをバンドで固定して口が開かないようにする」。という提案もいただいておりますが、鼻呼吸できない方がこれを行えば、直ちに苦しくなってギブアップしてしまいます。

 

 医療器具として認定された「ナステント」は鼻に通したパイプを通じて鼻呼吸を実現しようとするものです。

 CPAPは強制的に鼻に圧縮空気を送るものです。鼻に空気が通るように圧力を調整します。口を開けてしまうと「開口部が広くなり」圧力が下がったと機会が勘違いして、強い圧力で空気を送り出すので苦しくて口を閉じなければなりません。

 いびき用マウスピースは「鼻呼吸ができる前提」の治療に使われるものです。マウスピースで効果がでなければ、CPAPを使うしか方法は無くなるのです。

 いびきを改善できるのはあくまでも「鼻呼吸ができることが大前提」なのです。

 

 前述した「医療は医師と患者の共同の営み」という言葉を述べさせていただきました。

人まかせではいびきは治りません。自分自身でも自覚を持って努力することが必要です。

 このいびき防止も、マウスピースは補助具と考えて、このいびきの本質をきちんと頭に入れて、一緒にいびきを軽減していただく取り組みをはじめていただけないでしょうか?

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