「いびき日記」
口を開けることが、下顎を下げ、舌根がおちるからいびきに!
鼻呼吸はいびき対策の根幹です!
2018年9月18日
「口を開けてしまえば、お宅の開発したいびき用マウスピースは落ちてしまう」とよく指摘されます。
でも考えてみて下さい、あのCPAPという強制空気を送る「睡眠時無呼吸症候群対策」の機械でさえ、鼻呼吸できなければ使えないのです。
使用されてる人が風邪で鼻詰まりを起こしたら、これは使用できません。
1日位使わなくても死亡することはありませんので、その時には外して眠る人がほとんどであり、医師もそのように指導します。
そしてまた、このCPAPも無意識に外してしまうことがあり、その際の専門医の解説は「4時間でも装着して眠っていれば、相当な改善である」とされています。
圧縮空気を送るため、空気漏れを作るわけにはいかないので、ゴムバンドで頭に固定します。そして空気を受けるカップを口や鼻に装着するのです。
中にはアレルギーがあり、口や鼻がかゆくなる方もいらっしゃるようです。
圧迫感と痒みでなかなか寝付けないという方も実際あります。
そのために睡眠導入剤などで、誘眠して眠りにつく方もあるようです。
睡眠薬や睡眠導入剤は筋肉を弛緩させる効果があり、ますます気道を狭くして、より強い空気を送ることになります。
ただの薄っぺらい、いびき用マススピース「いびきピシャッと」は、すぐに外れて役立たず、と言われれば身も蓋もありませんが、そこには大きな誤解があります。
そもそもマウスピースがいびき治療に用いられたのが、「受け口の人にいびきが少ない」ということからです。
ですからマウスピースは、「自発的に受け口を作り、それを保持する」のが役割です。
口を開けてしまえば、受け口は解除されてしまい、いびきを減らす効果はありません。
「口の中に残ったまま、外れていないマウスピースは、上下前歯を合せて噛んでいない限り、まったく効果を発揮していない」のです。
噛んでいなければ、外れていようがいまいが全く同じことなんです。
「眠っているときは誰もが口を開けてしまう」というのはいびき持ちの主張であって、実際に眠っている方の8割は、口をつむいで鼻呼吸で眠っています。
このいびきピシャットは“口を開けたら外れる”ために、自分が鼻呼吸で眠っているかどうかのリトマス試験紙のような役割を果たします。
口からいびきピシャッとが外れることは、口呼吸に陥っていることを意味し、それを鼻呼吸に変える努力が必要です。
そうしないかぎりいびきは無くならないのです。
展示会などで、問屋、バイヤーなどの方々、最前線で働いている方にも、意外というほどいびきの方々が多いのに驚かされます。
いびき患者が400万人、潜在患者が2000万人とも言われますが、いやいや、そういった第一線で働いている特に男性の割合は50%に到達するのではないかと思われます。
いびきもちは、「口を開けて眠り、口を開けることで舌根が下がり、いびきが発生している」。この事実を素直に認めていただかなければなりません。
それを認めた方々は、専門医も含め、「口を塞ぐテープを利用している」といいます。
「じゃあ、それでいびきが止まっているの?」と聞くと、その答えは「NO」です。
“受け口をつくり、舌根を引き上げて気道を確保するために、前歯で同じ位置を噛んでいなければ、いびきは収まらない“、これがいびきのメカニズムなんです。