「いびき日記」
いびきの原因は分かって対処法が分かっても、継続できない罠
2019年5月3日
ある内科医の先生が、「診断を下して処方しても、それが実際に効果ある処方だったのか検証が必要」とおっしゃっている言葉を目にしました。
いびきの原因は極めて物理的で、多くの場合約90%は、喉奥の舌根が堕ち込んで気道を塞ぐ。10%は鼻奥の軟口蓋がおちて気道を塞ぐことの2種類があります。
後者のばあいほとんどが圧縮空気を送るCPAP治療となります。それ以外は今のところ選択肢としてほとんどありません。
悩みどころ満載なのが、前者の舌根が堕ちて気道を塞いでいる場合です。
これは、喉やアゴ周辺の筋力が失われて、あるいは柔軟性を失って、舌根が喉の気道を塞いでしまうからです。 これもある種、喉口周りの筋肉を鍛えたりストレッチをすることで、回復させる方法はあります。
ところが100%改善してくれれば、まったく治療に頼る必要はありませんが、長い年月かかって緩んだ筋肉がすぐに元に戻る訳でもありませんので、その回復期には、舌根を引き上げて保持する「マウスピース治療」が必要になります。
そのマウスピースは、呼吸器内科の処方に基づいて、歯科医院で作ります。上下密着型の大きなものとなります。
口いっぱいに入れるので、息苦しさ、口の中の違和感、唾液が貯まるなどで、継続を躊躇される方もいます。
それが嫌な方には簡易版として、ボクサータイプの上の歯にだけはめて、作用させるマウスピースを作ります。(多くは市販のものを自分に合うように作成)。
ところが、こうして方法をもってしても、いびきがなかなか改善しない人も居ます。
それは、前歯同士で噛むことによって喉奥の舌根を引き上げる動作が伴っていない場合です。 はめている!ことに安心して、つい噛むのを辞めてしまうからです。
それでは全くいびき対策として意味がありません。
私自身も、マウスピースが自分に合わなくなったと勘違いして、いろんなマウスピースを試しました。
慢心すると噛むのを辞めてしまい、それが効果を失わせていたことを後々になって気が付きました。
そこで、考えたのが、「前歯で噛むことだけに特化したマウスピースの作製」です。
おかげで、私は「このいびきピシャッと」にめぐり会えたのです。
噛むだけなので、とても違和感が少なく、口の中に唾液が貯まりません。 よだれを垂らして枕を濡らすことも無くなりました。
スマートフォンアプリの「いびきラボ」で毎晩いびきを録音していますが、ほとんど、10以下の静かな夜を過ごしています。
いびきがひどい時代は、朝起きても眠く、身体がだるくて不快な思いをしました。
このいびきピシャッとで、いびきが止まるので、朝の目覚めが凄く楽になりました。
今、癒しを求めて人々が集う「スーパー銭湯」でこの商品は良く購入されています。
睡眠の質を奪っているのは「まさにいびき」なのです。